2020年6月24日

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【プレスリリース】「医療支援×障害者就労支援」でコロナ禍の医療物資不足と障害者工賃減を解決へ

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日本財団が、医療機関向け簡易版フェイスシールドの無償提供を全国へ拡大

 障害者のお仕事受発注支援を展開するVALT JAPAN株式会社(代表取締役:小野 貴也、以下、VALT JAPAN)は、公益財団法人 日本財団(会長:笹川陽平、以下、日本財団)が展開する、医療物資の充足と、障害者の工賃向上を同時に支援する「簡易版フェイスシールド 無償提供プロジェクト」を受託し、配布を実施中です。今後本格的に全国へと拡大することから、ご取材のほどお願いいたします。

(後段のお問合せ先にも記載しておりますが、本件に関するお問合せ先は日本財団ではなく、本件の受託会社である、当社VALT JAPAN株式会社へお願いいたします。)

PR Timesでの閲覧はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000013618.html

■「簡易版フェイスシールド無償提供プロジェクト」開始の背景

 新型コロナウイルスの流行に伴い、様々な医療物資が不足している中、全国の医療機関において院内感染防止に有効といわれているフェイスシールドも大幅に不足している実態を受け、日本財団より「簡易版フェイスシールド無償提供プロジェクト(以下、本プロジェクトといいます。)」が発足しました。VALT JAPANは、日本財団より依頼を受け、全国の働く障害者が利用する「就労継続支援施設(以下、障害者就労施設といいます。)」と連携して、簡易版フェイスシールドを製造し、地域の医療機関へ無償で提供しています。完成した簡易版フェイスシールドは、事前に申込みを受けた医療機関へ提供されます。

■医療物資不足の解消と、働く障害者の工賃向上を支援するモデル(連動型支援モデル)とは

 本プロジェクトは、医療機関が抱えるフェイスシールドが不足している問題と、働く障害者の工賃向上を同時に支援するモデルとして展開されています。(連動型支援モデル)

 障害者就労施設で働く障害者のうち、工賃という形で報酬を受け取っている障害者の全国平均工賃は、月間約¥16,000といわれており、自立した生活を行うためには、工賃を倍増させることが、一つの社会的かつ国家的な課題・目標であると捉えられています。新型コロナウイルス感染症による経済的影響により、当該「障害者就労施設」においても、民間企業等から受託していた仕事の減少や中止などにより、障害者に支払うための工賃がさらに低下することが危惧されています。

 こうした背景もふまえ、働く障害者が、医療機関向けの簡易版フェイスシールドを製造し届けることで、医療機関が抱える医療物資不足問題の解消のみならず、障害者の「仕事へのモチベーション」そして「工賃」を維持・向上できる機会にも繋がっています。

■簡易版フェイスシールド無償提供の仕組み

■第1期「約5,000個」提供完了。第2期「約37,000個」の製造・提供を実施中

 本プロジェクトを通じて製造、提供される「簡易版フェイスシールド」は、医療機関からの要望を受けて開始され、本フェイスシールドが、医療現場でも使用に耐えうると評価していただくまでに、医療従事者、医療関係者と力をあわせながら、幾度も設計・仕様・製造方法の改良を続けてきました。
 結果、第1期では(5月22日〜5月31日)、約5,000個の簡易版フェイスシールドを無事に無償で提供することができました。現在、第2期分の約37,000個の製造が開始されています。

第1期 フェイスシールド提供先の医療機関

聖マリアンナ医科大学病院/ 川崎協同病院 / 総合川崎臨港病院 / 他

医療機関への納品時写真

第1期 製造を担当した障害者就労施設(施設名で表記)

アバンセ / 井田日中活動センター / 社会復帰訓練所 就労支援事業所あやめ / シュシュ / プラスエス / マイWay / マイWay たかつ / manaby川崎事業所

簡易版フェイスシールドの製造現場(感染症対策を徹底した上で製造作業を実施しております)

■医療機関からのご要望「15万個以上」。製造する障害者福祉施設「100施設以上」

 すでに、第1期「約5,000個分」、第2期「約37,000個分」のほか、全国の医療機関、自治体、医師会から総計約15万個以上のご要望をいただいており、100施設以上の障害者福祉施設による製造も予定されています。(随時製造体制の構築、無償提供するための予算化等を進めています。)
 引き続き、新型コロナウイルス感染症の動向を推考しながら、医療機関からいただくご要望をもとに、最大限、本プロジェクトを通じて、医療機関、障害者就労施設の支援に努めて参ります。

■無償提供されるフェイスシールドの仕様

1.簡易版フェイスシールドのご使用シーンや、ご使用者さまの体格などに応じるべく、3サイズをご準備しております。(Sサイズ/Mサイズ/Lサイズ)また、ゴムバンドで簡単に、装着感の調整をすることも可能な設計になっております。

2.簡易版フェイスシールドは、基本的に使い捨てを想定した製品であるため、各医療機関の判断によりご使用いただくことを推奨しております。

仕様

■本体素材:再生PET製 ■ゴムバンド:平ゴム(ポリエステル、ポリウレタン混合)
■色:透明 ■厚み:0.2mm
■サイズ:S(23.5cm×27.5cm)/ M(27.5cm×27.5cm)/ L(29.5cm×27.5cm)
*仕様が変更になる場合がございます。

納品時の形態について

・フェイスシールドは、1枚1枚梱包しております。
・フェイスシールドS・M・Lサイズごとに、段ボールへ格納。
・公益財団法人 日本財団のロゴが添付されたダンボールに梱包し、納品しております。

「簡易版フェイスシールド無償提供プロジェクト」のページこちら
https://www.valt-japan.com/facesheeld-project

※収集した個人情報は、本件以外の目的で使用することは一切ございません。
※「簡易版フェイスシールド」は、希望数に関わらず無償で提供いたします。
※緊急的な対策、活動であることから、必ずしもご希望の数を提供できるとは言えない状況である事を、ご理解ください。(様々な事由により、プロジェクトが途中で打ち切りになる可能性もあり、ご提供できない可能性もあります。)

VALT JAPAN株式会社とは

 創業から6年以上、全国47都道府県、総勢6,000名を超える働く意志を持つ障害者をネットワークしながら、民間企業の外注業務を積極的に受注し、累計約400種類を超える業務を、障害のある方々へ再委託・マッチングを展開。(障害のある方に”新たな仕事の流通”をつくる「障がい者特化型BPO事業」)。当社従業員の医療福祉経験者、障害のある社員、BPOディレクターなどで構成されたチームをもって、案件の作業管理・品質管理・納品管理・技術指導等を行っています。

「日本財団はたらく障害者サポートプロジェクト」とは

 日本財団は、2015年4月より「就労モデルの構築」と「人材育成」を2本柱として、障害者就労の環境改善を目指したプロジェクトを全国で展開しています。「就労モデルの構築」として、これまで32の就労事業所の開設支援を決定し、「人材育成」では就労支援フォーラムNIPPON等を開催してきました。本件は、「日本財団はたらく障害者サポートプロジェクト」の一環として展開されています。

「日本財団はたらく障害者サポートプロジェクト」のページはこちら
https://hataraku-nippon.jp/

会社概要
[社名]
VALT JAPAN株式会社 (ヴァルトジャパン)
[所在地]
霞が関オフィス:〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-4-1 日土地ビル2F
[設立]
2014年8月1日
[代表者]
小野 貴也
[TEL]
03-5774-2131
[事業内容]
障がい者特化型BPO事業、障がい者在宅雇用サポート事業、仕事と体調の両立支援システム、「NEXT HERO」運営事業
[会社HP]
https://www.valt-japan.com/

<本件に関するお問い合わせ>
※あくまで本件は日本財団の事業ですが、取材等のお問合せは、受託会社である当社VALT JAPAN株式会社へお願いいたします。

VALT JAPAN株式会社
TEL:03-5774-2131